ネットから活字媒体へのエリートコース

一昔前のネット上には「ネットで有名になって活字媒体で連載を持つ」「書籍化される」という形が、成功のモデルとして確かに存在していたと思う。「成功のモデル」と認識される要因として「雑誌・単行本は金銭の支払が発生している」という意味合いからくる「内容的に素晴らしいものである」という考え方や、選ばれた人材であるという稀少性、さらには出版社の権威といったものが考えられる。

出版不況と呼ばれる情勢において、かつ、WEB上でもアフィリエイト等で独自の収益化が可能となった現状では、その「エリートコース」はまだ存在しているのだろうか? 出版社から支払われる原稿料1万円と、自らブログを運営して稼ぎ出した1万円は、意味合いとしてどう違うのだろうか?

参考:87万部売れてもビンボーな理由&出版流通のしくみ(イシブログケンゴ)

参考:雑誌の発行部数


日本麻雀ブログ大賞と現代麻雀技術論

私、管理人音無が運営する個人サイト「月刊ネットマージャン」主催で行われた「日本麻雀ブログ大賞」はいくつかの課題を抱えながらも好評のうちに終了した。このブログ大賞でグランプリを受賞したサイト「現代麻雀技術論」のネマタ氏が、竹書房が発行する「近代麻雀」のコラムコーナーに執筆を行った(ブログ大賞との因果関係は不明だが、時期的にもまるっきり無関係ではなさそう)

コラム掲載はコンペ形式の企画で、4人同時に連載を開始しアンケートで人気がなかったものから掲載がストップするというものだ。「2010年5月1日号」からスタートした企画ではあるが、かつて竹書房に所属した福地氏は、それぞれのコラムをどう判断するのだろうか? あるいは読者にはどうのように判定されるのだろうか?

まるごと掲載するわけにはいかないので、冒頭のみ引用する。

コラムバトル(人気のなかった人から退場)

福田聡:日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士。竹書房主催の第21回麻雀最強戦で優勝する。麻雀の一大イベント「最強戦」前年度の覇者という意味ではタイムリーな雀士。コラムは最強戦の模様を自戦記のような形で書いている。

「第20回最強戦当日」
はるか以前競技の世界に足を踏み入れる前から憧れていた最強戦本戦という舞台に進んだのは初めてのことだった。別に勝ってやろうなんて気負いはまるでなかった。一回戦は3着、二回戦も2着。ここまでのポイントは一桁ではあるがマイナスだった。そしていよいよ正念場の三回戦。東3局の親番で奇跡は起こった。

引用:近代麻雀 2010・5・1号より

折原みか:グラビアアイドル。麻雀関係のイベントにも積極的に露出している。コラムは2万円の元本を割ると連載終了という企画とも連動している。コラムはフリー雀荘デビューの話。冒頭からの小粋な書き出しとか、嘘くせぇ。なんか、嘘くせぇ。

「マーチャオ」
「お嬢ちゃん漫画喫茶は8Fだよ」フリーデビューしようとした雀荘の扉を開けたら言われてそのままネット麻雀をした経験があります。その後、近代麻雀の企画で晴れてフリーデビューをしました。と、そんな話はさておき冒頭での説明通り、私、ガチでフリー麻雀打ちます!

引用:近代麻雀 2010・5・1号より

仲田加南:日本プロ麻雀連盟所属の女流プロ雀士。女流桜花のタイトルを獲得。麻雀の腕前はさほどで容姿端麗な女流プロが目立つなか、それらと正反対のキャラクターが一部で話題になった。コラムは自虐ネタを交えた報告。

「女は顔じゃない」
みなさんはじめまして。日本プロ麻雀連盟21期生の仲田加南です。はい。現在女流プロNO1の実力と重量だと噂されているのはこの私です。そうなんです。1月にあった、連盟の女流タイトル戦「第4期女流桜花」優勝しちゃったんですー。

引用:近代麻雀 2010・5・1号より

現代麻雀技術論ネマタ:現代麻雀技術論執筆者、日本麻雀ブログ大賞2009グランプリ受賞。ハンゲームでサークルなども運営している。とつげき東北氏、ひいい氏をはじめ「ネット出身」の看板をよくもわるくも背負うことになったコラムニスト。

「デジタルとアナログの融合」
今回コラムを担当させていただくネマタです。よろしくお願いします。与えられた情報から最善の選択を行う…麻雀で勝つ為に必要なことですが、大変難しいことです。特に厄介なのは、見えない情報を考慮せねばならない場合です。見えない情報を何とかして見える形にしたい。ある程度雀歴を積んだ雀士であれば誰もが望むことです。

引用:近代麻雀 2010・5・1号より

この企画に掲載されたコラムには、私なりの見解を書いたので興味があれば参照してください

・「近代麻雀のコラム読んだ/天才と云う名のギミック